系譜メタル

ヘヴィメタル/NWOBHMの影響系譜

系譜
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メタルのどのサブジャンルをたどっても、行き着く先はこの一本の幹だ。スラッシュもデスもブラックもドゥームも、すべてここから枝分かれした。 Cream、Jimi Hendrix、Blue Cheerの歪んだ音が、1968年のBlack Sabbath、Deep Purple、Led Zeppelinで「重い音」に凝固する。 Judas Priestがそこに速さと革と鋲、ツインリードギターを足し、ロックの一支流だった重い音をジャンルとして自立させた。 そして1979年前後のNWOBHM(Iron Maiden、Diamond Head、Venom)が、次の世代の引き金を引く。 年表ビューに切り替えれば、この時間の流れがそのまま縦に伸びて見える。

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1968年、「ヘヴィ」が生まれた年

重い音そのものは、Cream、Jimi Hendrix、Blue Cheerのブルースロックにすでに萌芽していた。 だが「ヘヴィメタル」という様式が立ち上がるのは1968年だ。Black Sabbath、Deep Purple、Led Zeppelinがほぼ同じ年に重い音へ振り切れる。 Judas Priestのロブ・ハルフォードは、後に「真のヘヴィメタルを発明したのはBlack Sabbathだ」と言い切っている。 そのPriestが、Thin Lizzy由来のツインリードと金属的な様式を重ねて、ジャンルの文法を固めた。 スピード、スラッシュ、パワーの祖と評されるのは、この整理の功績が大きい。

Paranoid — Black Sabbath
ParanoidBlack Sabbath1970
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NWOBHMという発射台

1979年前後、イギリスの若いバンドが一斉に噴き出した。この波(New Wave of British Heavy Metal)こそ、次世代メタルの発射台だ。 Iron MaidenはWishbone Ashを敬愛し、Steve Harrisは「『Argus』を聴けばMaidenのツインギターの出所が分かる」と公言している。 Diamond Headはほぼ無名のまま、Metallicaのラーズ・ウルリッヒに「最大の影響」と崇められ、"Am I Evil?"はMetallicaのレパートリーになった。 そのウルリッヒは、Venomを指して「全部始めたのはあいつらだ」とも語っている。 Venomは音も歌詞も美学も過激化させ、スラッシュとブラックメタルの両方に同時に火をつけた。 グラフを力学ビューで見ると、上流から下流へ最も多くの矢印が集まるのが、この結節点だ。

The Number of the Beast — Iron Maiden
The Number of the BeastIron Maiden1982
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Lightning to the Nations — Diamond Head
Lightning to the NationsDiamond Head1980
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幹から伸びた太い枝

NWOBHM以降、それぞれの枝が独立したシーンに育つ。 Motörheadのパンク由来の速さがスラッシュとスピードメタルを生み、Ritchie BlackmoreはRainbowを経てYngwie Malmsteenに研究され、ネオクラシカルの青写真になった。 パワーメタルは複数の血を引く。Judas Priest、Iron Maiden、そして「パワーメタルの祖父」と呼ばれるDioと、Rainbowのファンタジー志向がその基盤だ。 Venomはブラックメタルの音と美学そのものを用意した。 ヘヴィメタルは一本の太い幹で、他のシーンはそこから分かれた枝にあたる。各ノードをクリックすれば、その枝の先のページへ飛べる。

Holy Diver — Dio
Holy DiverDio1983
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Welcome to Hell — Venom
Welcome to HellVenom1981
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出典(本人公言・評論の一部)