系譜メタル

グルーヴメタルの影響系譜

系譜
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グルーヴメタルは、スラッシュの速さを意図的に落として生まれた枝だ。Thrash Metalから派生して低速化し、そこにニューヨーク・ハードコアのうねりが注ぎ込まれる。 決定打を打ったのはPanteraで、『Cowboys from Hell』がジャンルを確立したと見なされる。 同じ震源からSepultura、Machine Head、White Zombieが型を押し広げ、Prongも90年代グルーヴ運動の一角を占めた。 2000年代にはLamb of Godを中核とするNWOAHM(New Wave of American Heavy Metal)へ、さらにFive Finger Death PunchやGojiraへと連なる。 年表ビューに切り替えれば、この低速化と継承の流れがそのまま縦に伸びて見える。

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★ 大物 ルーツ 中核 子孫実線=本人公言 / 細線=評論 / 破線=派生
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スラッシュを落とし、ハードコアを混ぜる

起点は二つの流れの合流だ。ひとつはThrash Metalの低速化で、Pantera、Exhorder、Sepulturaはいずれもスラッシュから出発してテンポを落とした。 もうひとつがニューヨーク・ハードコアの注入で、その影響でSepulturaはテンポを落とし、Prongはそのシーンそのものから登場している。 SepulturaのKisserは「Slayer無しにSepulturaは在り得ぬ」と言い切り、AnselmoはSlayerやRigor Mortisのテープをバンドに持ち込んでいた。 Black Sabbathの中速リフも下流に残る。Anselmoは同バンドをお気に入りに挙げて複数曲をカバーし、White Zombieも影響源にSabbathを挙げている。

Exhorder vs Pantera という結節点

「元祖」を巡り、ExhorderとPanteraは長く論争の的とされてきた。Panteraのメンバーは初期のExhorderファンだった一方、Anselmoは直接の影響を否定している。 グラフはこの綱引きを中程度の確信度のエッジで残した。決着とは別に、ジャンルの型を確立したのはPanteraだと評され、『Cowboys from Hell』がその起点に置かれる。 以降、若手の米メタルは軒並みそのギター様式を踏襲したと見なされ、Sepulturaは『Chaos A.D.』でジャンルの発展に寄与し、White Zombieはノイズロックからグルーヴメタルへ舵を切った。 ここが上流の合流と下流への分岐が最も交差する地点だ。

Cowboys from Hell — Pantera
Cowboys from HellPantera1990
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Chaos A.D. — Sepultura
Chaos A.D.Sepultura1993
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NWOAHMと現代への継承

グルーヴメタルは次の世代を押し出す推進力になったと評され、NWOAHM、ニューメタル、メタルコアの発展に影響したと見なされる。 その中核がLamb of Godで、影響源リストの筆頭にPanteraを、続けてSlayer・Metallica・Testamentを挙げ、Killswitch Engage・Shadows Fall・UnearthとともにNWOAHMの「ビッグ4」を形成した。 血の直系も濃い。DamageplanとHellyeahはいずれもPanteraのメンバーが結成し、SoulflyはMax Cavaleraが立ち上げたSepulturaの後継だ。 Five Finger Death PunchのMoodyはPanteraを「最大の影響の一つ」と明言し、DevilDriverやGojiraへと中速の暴力は更新され続ける。各ノードをクリックすれば、その枝の先のページへ飛べる。

Ashes of the Wake — Lamb of God
Ashes of the WakeLamb of God2004
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出典(本人公言・評論の一部)