系譜メタル

グラム/ヘアメタルの影響系譜

系譜
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グラム/ヘアメタルは、音そのものより先に「見た目」で系譜が繋がったシーンだ。 英グラムロック(Sweet、T. Rex、Slade)の衣装と、Alice Cooper・Kissの演劇性、New York Dollsの化粧が土台を敷き、そこにVan Halenのギターの祝祭感が重なる。 1980年代のLAサンセット・ストリップでこれらが合流し、Mötley Crüe、Ratt、Poisonが立ち上がった。 Def Leppardがポップ寄りの光沢で世界市場を開き、フィンランドのHanoi Rocksがルックの雛形を配った。 年表ビューに切り替えれば、この栄華と、Nirvana一撃での退場までが縦に一望できる。

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源流 — 化粧と衣装が先に来た

このシーンの出所は、まず視覚だ。Sweet、T. Rex、Sladeら英グラムロックの派手な衣装が様式の土台になり、Def LeppardのジョーはT. Rexとモット・ザ・フープルを鍵となる初期の影響源に挙げている。 演劇性の側はAlice CooperとKissが用意した。W.A.S.P.のブラッキー・ロウレスは「アリス・クーパーになりたかった」と公言し、演出はクーパーとキッスから採ったと語る。 Twisted Sisterのディー・スナイダーはNew York Dollsに全動作を倣ったと認めており、化粧とステージ挙動の出所がここにあることを自ら明かしている。 音そのものが立ち上がるより先に、着るもの・化粧・見得の切り方が系譜として配線されていた。

サンセット・ストリップという合流点

1980年代のLA、サンセット・ストリップが結節点になる。Quiet Riotがスレイドのカバーで全米初のメタル1位を取り、80年代メタル成功の扉を開けたと自認する。 Rattはデビュー作にVan Halen由来の豪胆さがあると認め、Mötley Crüeはエアロスミスを影響源に挙げている。 評論の側では、演劇的なKissやAlice Cooper、様式を遡ればNew York Dollsが、Mötley Crüeら初期LA勢の源流と見なされることが多い。 Def Leppardの『Pyromania』は80年代ポップメタルの触媒とされ、その光沢あるプロダクションがBon Joviら後続の手本になったと評される。 ここが上流の複数の血が一点に集まる分岐点で、グラフを力学ビューで見ると矢印が最も密に交差する。

Shout at the Devil — Mötley Crüe
Shout at the DevilMötley Crüe1983
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Pyromania — Def Leppard
PyromaniaDef Leppard1983
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ルックの雛形と、一撃での退場

シーンの見た目を最終的に定義したのは、フィンランドのHanoi Rocksだ。そのグラムルックはPoison、Skid Row、Guns N' Rosesへの主要な影響と明記され、Faster Pussycatのブレント・マスカットは「彼らがいなければ自分たちはなかった」と言い切る。 だが荒々しい枝も同時に伸びた。Guns N' RosesはL.A. Gunsとの合流で結成され、エアロスミスの"Mama Kin"をカバーして前座も務めた、より危険な音を持ち込む。 そして1991年以降、Nirvanaを筆頭とするグランジがグラムメタルを商業的に駆逐したと見なされ、Poisonらの視覚様式は主流から拒絶される。 後年はSteel Panther、Crashdïet、Reckless Loveが系譜を継ぐ。各ノードをクリックすれば、その枝の先のページへ飛べる。

Appetite for Destruction — Guns N' Roses
Appetite for DestructionGuns N' Roses1987
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出典(本人公言・評論の一部)